インド現地駐在

ピア社員から日本のお客様へ


 いつもピアの無添加ヘナを買ってくださいまして、本当にありがとうございます。

みなさまはお元気でしょうか。私達みんな元気です。

 

皆さまからよく質問されるヘナやインドのこと。あまりインドを知らないピアのお客様のためにインドのことご紹介します。

 

 

 インドを書こうと思ったら、なかなか難しいです。どうしてかというと、インドはとても広い国・古い歴史・言葉・文化・習慣・教え・宗教などの勉強をしないと解りにくいです。

 

 インドは国ではなくて、よく「大陸」と言われています。広い土地のため、北から南まで、東から西まで人が違います。言葉・習慣などが違いますが、国は一つです。

100km旅をすると何でも変わってきます。ですから、インドの場合は UNITY IN DIVERSITY(多様性があっても国がひとつ)と言うのは、様々な習慣・宗教があっても国が一つでということです。

 

 

 この国が昔から外国人をひきつけています。魅力がある国のため、中東の商人達はアラビア海のあぶない波を渡って、インドの香辛料のために来たり、中東アジアの支配者達はインドの宝を略奪するために来たりしました。

 

 

THE MOGHULS

モガル(王朝)はインドに来て、インドが好きになりました。

一人の王様の有名な感動の言葉

 

If there is paradise on earth

It is this, it is this, it is this

 

もしも地球に天国があれば、それはここです。ここです。


 

 ドイツの哲学者・Max Muller(マックス・ミュラー)も同じ事を書きました。

イギリス人もインドの民だから、食料、材料のために来ました。イギリスがインドをだいたい250年間、植民地にしました。インドはイギリス人の(Jewel the Empire)「王冠のダイヤ」と言われました。

 

 インドは日本と比べると、何でも面積として、人口として、8倍~9倍です。インドの人口は12億人位で、世界2番 目で中国の次です。面積はだいたい約3,287,263平方kmです。世界の高い山脈「ヒマラヤ」は毎日雪が降る場所です。寒いので夏でも-15℃の温度 が低い所です。高い山「エベレスト」(8848m)の他に7000~8000m台の高い山がたくさんあります。ヨーロッパのアルプスより綺麗な山脈です。 特にカシミール地方です。

 

 

 インドの地図をみると三角形みたいです。北インドの方、北からずっと東までヒマラヤ山脈が繋がっています。世界の一番高い山脈から、たくさんの川が流れてきます。土が豊かになります。特にヒマラヤや盆地と、GANGETIC PLAIN(ガンジス平原)などはとても豊かになります。いろいろな食物が取れます。例えば「小麦・お米・いろいろな野菜・果物・マンゴ・バナナ」などです。

 西インドの方は、世界の7番目ぐらいの広さをもつ「タール砂漠」があります。特にラジェスタン州の西の方。すごく暑い所。たくさんの砂丘がある所。インドの真ん中よりちょっと下の方にDECCAN PLATEAU「デカン高原」があって、たくさんの火山の山があります。とても豊かな場所で、「たまねぎ・綿・ひまわり・生姜・ザクロ・ぶどう・いちじく・さとうきび・マンゴ」などがたくさん生産されています。南の方は深い森がある場所、東ガートと西ガートがあります。それは世界の深いジャングル(森)の中の一つです。たくさんの野生動物(トラ・ヒョウ・ゾウ・シカ)などがいます。

 インドの方は三つの海もあります。インドの地理はおもしろくて、どうゆうものでもあります。すごく寒い所や、暑い砂漠や海や高原もあります。それは世界では少ないです。インドは広い国のため、北インドは南インドのいたる所とあまり関係ないです。同じ時に平原の方は温度が45℃になって、北インド(カシミール地方)の人々は雪解けを待ちます。

 

基本的にインドには三つの季節があります。

 

HOT 夏、暑い

 北インドの方は、2月の終わりごろから温度が上がり始まります。5月迄は45℃まで上がります。中インドの方は普通です。1994年、デリーの方では50℃まで上がりました。熱風が吹いて、砂嵐も吹きます。5月の終わり頃にちょっと雨が降ってきて、大変蒸し暑くなります。その時、南インドは蒸し暑い湿気が耐えられない、我慢できないぐらいになります。6月位になると、インド全土ではモンスーン(雨)に入ります。めぐりの雨をみんなは楽しみに待ちます。

 

WET 雨、雨模様、雨季

 急にモンスーンには入らないです。入る前でも、ちょっと雨が降る、雷が鳴るなどの警告があってから、やっとモンスーンが入ってきます。6月の1日から南インドに入って、7月位でインド全土に雨が降ってきます。天気が涼しくなって、みんなは喜びます。

農民のみなさんも忙しくなります。温度が下がりますが、蒸し暑くもなります。インドのある所には川が氾濫して、たくさんの村と畑が流されてしまいます。毎日、雨が降ることもあるし、1日に2~3時間ぐらい降ることもあります。だいたい10月ぐらいにモンスーンが終わります。

 

COOL 涼しい、冬

 10月になると、だいたい雨が終わります。涼しくて、空気がきれいになります。空もきれいになって、緑が増えます。ヒマラヤの山などがきれいに見えてきます。北インドの方、特に平原とデリー辺りはけっこう寒くなってきます。12月と1月は最低温度が2℃まで下がります。ヒマラヤの方にはたくさんの雪が降ります。南の方には冬がないですが、暑くより、暖かくなります。2月頃から、また温度が上がり始めます。

 

FLORA&FAUNA. 植物相と動物相

 

インドのだいたい10%の土地は森に囲まれております。たくさんの野生動物(シカ・ライオン・トラ・ゾウ・サイ・ヒョウ)だけではなくて500種類の哺乳類の動物が住んでいます。2,000種類の鳥(たくさんの渡り鳥・シベリアのつる・アフリカ、アラビアの砂漠のほうからの野生の鳥)がいます。500種類の虫類、30,000種類の虫・昆虫・きれいな蝶、15,000~20,000の様々な植物がいます。400ぐらいの国立公園や野鳥園(世界遺産の3つ)があります。インドはけっこう豊かです。インド人は生きている物を大事にします。それは宗教関係があって、草食の人が50%より多いです。肉を食べる人も、もし食べるとしたら、ニワトリ・ヤギ・魚ぐらいです。中国人みたいに何でも食べないため、たくさんの自然動物、鳥などがいます。

 

 

LANGUAGES 言葉

 

インドにはたくさんの言葉があります。全部で言葉と方言を含めて1,300もあります。その中の16言葉ぐらいはOFFICIAL LANGUAGES(公認)の言葉です。ヒンディー語が国語でだいたい35%(インドの人口)がしゃべられています。英語もよく使われています。北インドの言葉と南インドの言葉(タミル語、カンナラ語)がぜんぜん違います。日本語と英語ぐらい全く違います。例えば、私たちが南インドの深い田舎のほうに行くとぜんぜん通じません。

 

 

RELIGEON 宗教

 

インド人は信仰が深い人たちです。熱心な信者たちです。世界にある全部の宗教がだいたい、インドにあります。その中で一番多いのはHINDUISM ヒンズー教80%、イスラム教13%、キリスト教が3%ぐらいでほかには、ジェーナ(JAINA),スィク(SIKH)、仏教、ゾロアスター教(拝火教)(ZORASTRA)、ユダヤ教などがあります。仏教とヒンズー教の発祥地です。というのは、世界の古い宗教の中です。みんなインド人が何か宗教をもっています。日本みたいに無宗教の人がいないです。

 

 

HISTORY 歴史

 

インドの独特は、いろいろな民族が仲良くして上手く生活しています。3つの多くの人種が、ARYAN(アーリヤ族)、 MONGOLOID(モンゴロイド)、DRAVIDIAN(ドラビダ族)ですが、親切な持て成しがみんなの血に流れています。

 

インドはとても歴史的な国で、世界の四大文明の中の1つインダス文明の国です。他の3つの国は中国、エジプトとメソポタニア文明です。インドの場合は、インダス文明の前の遺跡もあります。それは新石器時代の洞窟と壁画です。インダス文明の時代、今からだいたい5000年~6000年前に北インドで栄えました。(新しい遺跡が南の方まで出ていました)その時にとても栄えた、発展した文明国でした。エジプトまで船で商売していて、農業、計画した町お風呂(大浴場)などがありました。

 

エジプトのミイラにインダスの木綿を使ったあとや、エジプトで作ったはんこがここの遺跡から出ました。というのは、よく貿易があって、その後いろいろな栄えた時代があった。例えばアーリヤ時代、ボラーモン(この時代はだいたい3500年前、インドの社会では、カースト制度が生まれました)それは

 

①ブラーモン 〔1番偉い人間。お寺の司祭や僧侶〕

②クシャトリヤ〔2番目の支配者達。王族、武人階級〕

③ヴァイシャ 〔庶民。商人、農民〕

④シュードラ 〔難民。一番身分のひくい人達、掃除、洗濯などする付加職選民〕

 

その後、お釈迦様の時代、みんな同じ、平等の事を教えて、その後、アショーカ王、グプタ時代にたいへん文明が発展して、特に教育のレベルが高かった。12世紀からイスラム教の時代、イギリスの植民地まで、イスラム教のインドがまた発展して、豊かな、たくさんの財産がある国になりました。だから、たくさんのヨーロッパの国がインドを植民地にして欲しがりました。この国は何でもありの国でした。


イギリスがインドを250年間ぐらい植民地にしました。それはインドの暗い時代でした。たいへん豊かな国がまずしい国になりました。イギリスの70ぐらいの植民地でした。その中でも一番大事な国はインドでした。何でもありの国でしたから、その長い間で一番大変だったのはインド人の性格(一生懸命働くこと、良く勉強する)が優れていましたが落ちてしまいました。イギリス人が私たちの王様、神様、当たり前の事と思ってしまいました。その影響がまだ残っています。

 

けれどもインドは1947年8月15日に独立しました。今、世界の一番大きい民主主義国で世界のパワーになっています。

 

インドの社会、家族、大家族、JOINT FAMILY、共同の家族、教え

 

今でも、インドの場合は大家族の習慣があります。昔、日本も同じでした。インド人としてはご家族が一番大事です。特に親(お父さんとお母さん)が、だいたいみんな親を大切にします。家の中に年配の方がいるというのは神様がいると同じです。ですから、親を良くお世話します。毎朝おきて、両親の足元を触って祝福してもらいます。

 

インドの場合、親の足元の所に天国があります。大家族というのは、一つ家の中にみんな一緒に住む事です。10~20人まで、また、もっと多い事もあります。

 

その中でおばあちゃん、おじいさん(お父さんの親)というのは、祖父母とお父さん、お母さん、子供達とお父さんの兄弟などみんな一緒に住むことが多いです。

 

たまに3代(お父さんの祖父母)がもし生きていれば、例えば、私の奥さんの実家のところです。けれども、大きい町とか大都会の方は家がだんだんせまくなっていますので、そんなたくさんの人々が一緒に住めないので、長男は一緒に住んで、次男とか次の息子が独立したりする事もあります。でも、インドの70%は田舎ですので、そこはあまりそういうことはないです。都会の方は独立しても、よく会ったりして、連絡を取り合っています。変わっている所もありますが、インドはいくらでも発展しても、そうゆう習慣(大家族)はあまり変わらないと、インドの哲学者達が思っています。


 インドはまだお見合い結婚が多いです。それは子供達が親の事をよく信じています。お母さんがいい、きれいな花嫁さんを探してくれるからです。だからインドの場合、いくら困っても、あまり自殺や離婚はないです。それは精神的な安定があります。それは多分、大家族の習慣、信仰が深いからだと思います。

 

 

TEACHIHNGS、教え

 

家の中の雰囲気が一番大事だと思います。小さい頃から子供達が親を見ていい勉強になります。例えば親が毎日お祈りをしたり、自分の親をお世話したり、家のためにお父さんが一生懸命働いたりする事を見ても勉強になります。学校でもこういう事をよく教えていますが、一番勉強になるのはお母さんからです。例えばおじょうさんが結婚してから、ご主人(だんなさん)の家に行きます。実家から離れる前にお母さんが娘に良く教えをします。「だんな様の家を大事にして親を自分の親だと思って、一生懸命にお世話して、面倒をみてあげて」などいろいろな教えをします。

 

ご主人も奥さんを大事にします。宗教の教えも大事です。まだインドの女性達はそんなに経済力が強くなっていないです。外はまだそんな仕事をしていない家庭を大事にしています。それはいいことでしょうか?ご自分で考えたほうがいいと思います。国をまもるため、社会を守るためには何がいいでしょうか?女性が経済的に強くなってしまうと、女性が(ヨーロッパ・日本・アメリカ)などでは、結婚したくない、子供を生みたくない方がいます。その影響で国が困ります。ジェネレーションギャップになってしまいます。家族のため、社会のために犠牲にしないといけないです。例えば、小さい頃に私達はお父さんのやり方を見てすごく感動します。というのは、お父さんは一人で働きながら、いろいろアルバイトもしました。だから、私達が起きる前には働きにいって、寝ている時に帰ってきました。それは私達のために、そんな働きをしました。われわれだけじゃなくて、お父さんが自分の兄弟、親も良く面倒を見てあげました。一つの事を私達が良く覚えています。

 

私たち7人兄弟と親と一緒に住んでいた家がとても狭かったので、お父さんがいい住宅街の方に広い家を買いたがった。そのためにお父さんが何年間も一生懸命に働いて、いろいろアルバイトをやりながらお金を貯金しましたが、突然、私のおじさん(お父さんの弟)が交通事故で亡くなりました。おばさんと5人の子供が大変困っていたので、お父さんがその貯金したお金で家を買ってあげました。私達は本当に感動しています。最初、お父さんが買いたがった家の辺りは今、デリーの一番の高級住宅街になっていますが、ぜんぜんそれを後悔はしていないです。逆に私達がお父さんみたいになりたい、困っている親戚とか周りの人達の援助や助けをしてあげたいです。ですので、今、お母さん、お父さんを一生懸命にお世話したいです。

 

インド人は気分転換のために、飲み屋とかパチンコとかに行かないで、自分の親の所に良く行きます。それはインドの良い所だと思います。

 

HOME REMEDIES 家庭の治療法

 

(DADI MA KE NUSKHE ダーディ マーケ ヌスケ)

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        おばあさん    治療

 

昔から、インドの場合はあまり西洋の薬を飲みたくない。それの副作用があるのは良く知っています。特におばあさんが家庭での治療をするのが代々から受け継がれています。

 

それは、もちろん気候と関係があると思います。昔からですが、私達が何か病気になって、風邪、熱、頭が痛いとかで体がだるいなどがあったら、おばあさんが急いで台所に入って、ハルバル調合物を持ってきてのせました。それが一番安心、自然のセラピで、全然副作用がないです。今の忙しい生活では、私達はそれを忘れています。