このページは美容室プロスタッフ、ヘアカラーリスト(技術者)または E C ディーラー(業販)向けの専門情報(素材フリーD/L)ページです。
閲覧上のご注意点:古典アーユルヴェーダ文献に記された内容を和訳引用しております。一部、薬効や効能を表現が含まれますが、当社の製品効果を表現するものではありません。
参考)楽天市場における売上ランキング(直近720時間データ>ROAS参考)
1)ヘナ35番 100g(ROAS 8678%)製品コード:H35×1+*A [ ama ]〔JAN-4580554961294〕
2)ヘナ25番 100g(ROAS 7446%)製品コード:H25×1+*A [ ama ]〔JAN-4580554961270〕
3)ヘナ25番 200g(ROAS 6754%)製品コード:H25×2〔JAN-4580554960457〕
4)ヘナ31番 100g(ROAS 4840%)製品コード:H31×1+*A [ ama ]〔JAN-4580554961287〕
5)ヘナ38番 100g(ROAS 3771%)製品コード:H38×1+*A [ ama ]〔JAN-4580554961300〕
6)白髪染めセット(ROAS 3406%)製品コード:H25×1+Ind×1+*B [ ama ]〔JAN-4580554961331〕
ヘナが髪を染める原理
ヘナ葉のローソン(Lawsone)またはヘンノタンニン酸(hennotannic acid)は、ホウセンカやツマクレナイノキ(Lawsonia inermis)から得られる赤橙色の染料でタンニン染料分子と呼ばれます。この染料は葉緑素によっておおい隠されているので見ることはできませんが、葉を砕いてレモンジュースのような酸性の液体と混ぜると細胞壁のセルロースが溶け、染料分子は発現します。髪に塗られたヘナペーストから染料分子が移動し、毛幹の表皮細胞壁を破り、そして髪の主成分であるケラチンと結合します。
この染料分子をヘナから効率的に出す方法とケラチンに多く結合させることが「ヘナの染毛力」を決めます。ヘナを溶く温度や使用するタイミング、髪の状態などに影響を受けます。
ヘナ以外にもいろいろな色素を持つ植物はありますが、髪にケラチンにこれほど強く結びつくものはありません。ヘナが髪を染めるのに最も適している理由です。
ヘナ(茜色)とインディゴ(藍色)の2回染めで髪が黒く染まる原理
かつてトルコでは、白い羊毛はヘナで染めた後にインディゴで二度染めすることによって、豊かで、長持ちする黒に染められていました。そのウールと同じように、人間の髪もケラチンでできています。
人間の白髪をヘナで染めると、ローソン分子は毛幹のケラチンに染み込んで茜色に染めます。その後にインディゴで染めると、ダークブルーに酸化するインディゴ分子は毛幹の外層のケラチンに染み込みます。インディゴ葉はアルカリ性で、酸性のヘナといっしょになり、茜色を黒くするように化学変化します。相互反応の結果で白髪が黒い色に染まります。
ヘナを溶くお湯の温度について
当社では80度前後のお湯でヘナを溶くことを「基本的な使用法」として説明しています。これは80度のお湯で溶くとヘナの染料が即座に放出されるからです。インドの一部地域では「沸騰したお湯・95度」を薦める地域もありますが、当社の製品はヘナ以外のハーブも配合しているため、その栄養素を壊さない目的で80度と定めております。実験の結果でも高い発色力を確認しました。
ヘナの性質的に高い湯温、そして溶いたペーストの温度維持がヘナの色素展開(良く染まるタイミング)を早めます。当社が使用中のペーストを湯煎することをお勧めしている理由でもあります。しかしながら高いお湯でヘナを溶くと(茜色よりも)真鍮色に発色する場合があります。そのような髪質の方には「さらに濃い色素・強い茜色」を出す手順が必要です。それは「60度のお湯」でヘナを溶き、約2時間のあいだペーストを寝かせて(タオルで巻いて保温)から使用するものです。その方法で溶いたヘナは24時間以内に消費してください。24時間以降の使用は色素が徐々に失われていきます。美容室では前日に半分のヘナを溶いて置き、翌日に新しく溶いた(熱い)ペーストと混ぜて使用すると、最高の発色と心地よい使用感温度の両方を得られます。